iPhone修理ブログ
Bluetooth(ブルートゥース)がつながらない!原因とつながらないときの解決策を紹介②
2020/03/14
こんにちは!
広島県福山市のiPhone修理、ケース販売店
I.C.C福山駅前店スタッフKaです
Bluetooth機器をスマートフォンなどに設定する場合、機器によってはPINコードが必要となる場合があります。もし、画面などに「Bluetoothのペアリングを要求」と表示されなければ、そもそもスマホがBluetooth機器を認識していないことになるので、ペアリングを再設定しましょう。
iPhoneなどのスマホの画面に「Bluetoothペアリングの要求」というメッセージが出ている場合は、ペアリングの設定画面からPINコードを入力することで接続できます。この際に必要なPINコードは、接続機器の画面などに表示されるか、機器もしくは取扱説明書に記載されている場合がほとんどですので、必ず取扱説明書を確認するようにしましょう。
接続しようとしているBluetooth機器が正しく認識されているかわからない場合は、以下の手順で確認してみましょう。
<手順>Androidスマートフォンの場合
※機種によって名称が異なる場合があります。
1.「設定」を開きます
2.「Bluetooth」を選択します
3. オフの場合はオンにして「使用可能なデバイス」を確認します
<手順>iPhoneの場合
1.「設定」を開きます
2.「Bluetooth」を選択します
3. オフの場合はオンにして「その他デバイス」を確認します
Androidの「使用可能なデバイス」もしくはiPhoneの「その他デバイス」に、接続したいBluetooth機器の名称が表示されていれば、正しく認識されています(※名称ではなく型番で表記される場合あり)。もし、こちらに何も表示されていない場合は、再度Bluetooth機器の電源を入れ直してみましょう。
Bluetooth機器には、「プロファイル」という接続におけるルールのようなものが存在しており、接続したいBluetooth機器と接続先の端末のプロファイルが一致しなければ、接続することができません。このプロファイルは、iOSやAndroid OSなどのOSを更新することで最新にできるため、接続先の端末のOSが最新なのかを確認してみましょう。
また、Bluetooth機器をコントロールする「ファームウェア」が関係していることがあります。ファームウェアのバージョンの確認やアップデート方法は機器によって異なるため、取扱説明書を確認しましょう。
<手順>Androidスマートフォンの場合
※機種によって名称が異なる場合があります。
1.「設定」を開きます
2.「端末情報」を選択します
3.「システム更新」を選択し、更新の有無を確認します
<手順>iPhoneの場合
1.「設定」を開きます
2.「一般」を選択します
3.「ソフトウェア・アップデート」を選択します
4.最新のOSが配信されているかを確認します
もし、これらの手順を実行した際に、アップデートファイルがあった場合はOSの更新を行うことをおすすめします。なお、OSを更新している最中は、電話の発着信(緊急通報含む)やメールなどすべての操作ができなくなるので、注意が必要です。
OSを更新後、再度Bluetooth機器を接続してみてください。それでも接続できない場合は、他に原因がある可能性があるので、他の項目も見てみてください。
スマホの電源をオフにしたり、Bluetoothのスイッチを一旦オフにしたりすることで問題が解消するケースがあります。
また、Bluetoothのスイッチをオン・オフ切り替えても直らない場合、スマホ本体の電源もオン・オフをしてみてください。これでも解決しない場合、他に原因があるか、または後ほど紹介する「ルール」に適合していない可能性があります。
Bluetooth機器にうまく接続できない場合、バッテリーが切れているかもしれません。また、スマホのバッテリーが少ない場合も自動的にBluetoothがオフになることがあり、接続できないケースもあります。
もし、今まで通常通り使えていて、突然使えなくなった場合はバッテリー切れの疑いがありますので、充電してみましょう。
なお、買ってきたばかりのBluetooth機器をスマートフォンと接続する場合、Bluetooth機器が十分に充電されていないこともありますので、こちらも十分に充電してからリトライしてみましょう。
ここからは、Bluetoothの接続時の注意点を紹介します。正しく設定をしなければ、今まで同様に接続トラブルを起こす可能性がありますので、しっかりと確認していきましょう。
Bluetoothにはペアリング対象の機器でどう使うかを決めた「ルール」が存在し、そのルールのことを「プロファイル」と呼びます。プロファイルはいくつか存在しており、代表的なものは2つあります。1つ目は音楽を聞くための「A2DP(エーツーディーピー)」、2つ目はヘッドセットと通信するための「HSP(エイチエスピー)」です。これらのプロファイルは、お互いのプロファイルが一致していなければ接続することができません。
たとえば、音楽を聞くためにBluetoothイヤホン(A2DP対応)を購入したのにも関わらず、持っている端末がA2DPに対応していなかったら、Bluetoothを接続することはできません。このように、繋げたい機種同士のプロファイルが一致していなければ接続できないので、注意が必要です。対応しているプロファイルは機器の取扱説明書に記載されているほか、メーカーの製品ホームページなどでも調べられます。もし、つながらない場合は確認してみましょう。
現在、主流のBluetoothはバージョンが「4.0」で「Bluetooth Low Energy(BLE)」と言う通信方式を採用しています。この通信方式はバージョン4.0から採用されたため、バージョン3.0以前とは互換性がありません。そのため、つながらない可能性が高いといえるでしょう。しかし、機器によってはバージョン4.0とバージョン3.0以前の方式両方に対応しているため、つながることもあります。
また、Bluetooth機器同士を接続するには、通信方式とプロファイルの両方が一致しなければいけません。どちらか一方でも合わない場合は、接続することはできません。
Bluetoothで音楽を聞こうと思っても、なぜか音楽が流れない…。そのようなときは、周辺環境を見直してみましょう。
Bluetoothは、周波数帯域(しゅうはすうたいいき)という電波の通り道を通って、スマホなどと通信しています。この周波数帯域には通り道がいくつもあり、それらはHz(ヘルツ)という単位によって表されています。Bluetoothの周波数帯域は2.4GHzで、これはWi-Fiとも同じです。そのため、Wi-Fiを使いながらBluetoothで音楽を聞こうとすると、音楽が乱れることがあります。
このような現象は「干渉」と呼ばれていますが、Wi-Fiのほかにも以下をはじめBluetoothに干渉する機器は複数あります。
Bluetoothは機器を使っている場所や移動した先の部屋の状況によっても、つながらなくなる場合があります。たとえば、部屋と部屋の間にコンクリートの壁があった場合は、遮断されてしまいつながりにくい可能性があります。
このように、Bluetoothは繊細な電波なので、利用する場合は周りにBluetoothに干渉する機器がないか、確認するようにしましょう。