ナイトシフト(Night Shift)モード
ブルーライトが目に与える影響については諸説あり、それほどの悪影響はない、という主張も根強くあります。
そんなこともあってか、「ブルーライト」という言葉にちょっと怪しげな感じを抱く人もいるようです。
しかし、・・・なんと!
あのアップルがiOS9.3にブルーライトの対策機能を入れてきたのです。
「ブルーライト」という言葉は使わず「ナイトシフト(Night Shift)モード」という名称で。
ナイトシフトモードとは日の入から日の出までの時間帯に自動的に画面の色をブルーライトが少ない暖色系に切り替える機能です。
夜だけブルーライトをカットする理由については以下の記事のブルーライトの記述をどうぞ。

近視の原因
中学1年生くらいから目が悪くなり始めました。
いわゆる近視です。
中学時代はメガネをかけずになんとか乗り切ったのですが、年齢と共に近視は進み、車の免許を取る頃にはメガネが手放せなくなりました。
テレビゲームをしない...
標準ではナイトシフトモードは有効になっていません。
有効にするためには「設定」画面の「画面表示と明るさ」をタップし、

「画面表示と明るさ」画面で「Night Shift」をタップします。

そして「Nifht Shift」画面で「時間指定」をONに、開始終了を「日の入・日の出」にします。

ナイトシフトモードが使えない機種
以下のiPhoneとiPadはたとえiOS9.3にしてもナイトシフトモードは使えません。
- iPhone 5以前(iPhone5はNG、iPhone5s以降ならOK)
- iPad 4以前(iPad 4はNG、iPad Air以降ならOK)
- iPad mini以前(iPad miniはNG、iPad mini2以降ならOK)
明るさの設定をできるだけ暗くする
液晶画面の明るさを暗くすれば、液晶画面から発せられるブルーライトの量は削減されます。 iPad / iPadの「設定」アイコンを押して「壁紙-明るさ」を撰択します。

ブルーライトを減らすため、明るさをできる限り暗く設定します。 また、「明るさの自動調整」はONにしておきます。

一時的に画面を明るくする
明るさの設定をできる限り暗くしていると、どうしても一時的に画面を明るくしたい場合が出てきます。 明るい場所で画面を見る場合や色が暗めの動画を見る場合などです。
そんな時は画面を下から上にスワイプしてコントロールセンターを出し、明るさを一時的に変更しています。 もちろん明るい画面が不要になったら、またコントロールセンターを出して、暗い画面に戻します。

画面の色を反転させる
iPadとiPhoneのほとんどの画面は背景が明るい色で、文字が暗い色になっています。
よく使うブラウザやメールなども白の背景に黒の文字が一般的です。 明るい色にはブルーライトが多く含まれています。
そのため、画面の「色を反転」させると、一般的な画面は黒の背景に白の文字となりブルーライトを減らすことができます。
「設定」アイコンを押し、「一般」「アクセスビリティ」「ショートカット」メニューを選択して「色を反転」にチェックします。
「色を反転」にチェックがあると、iPadやiPhoneのホームボタンを3回連続で素早く押すと画面の色が反転します。
つまり、一般的な画面は黒の背景に白の文字になります。
その状態でもう一度ホームボタンを3回連続で素早く押すと色の反転が元に戻ります。
iPadやiPhoneで読書をする際は、白地に黒文字だとブルーライトが心配なうえ、目も疲れるので、必ず色を反転させています。

バックライトがない有機EL
iPhone 8などの「液晶画面」のiPhoneでは画面が黒くなるように設定したところで、黒い部分からも光が出てしまいます。
上記の設定をしたiPhone 8を布団の中など真っ暗な場所で見るとすぐにわかります。
液晶画面のiPhoneではまったく光を出さない完全な真っ黒にはできないのです。
これはiPhoneの液晶の背後にあるバックライトが画面全体を照らしているためです。
それに対しディスプレイに有機ELを採用したスマホはそもそもバックライトが存在しません。
画面の黒い部分の画素は全く発光しないため完全な真っ黒になります。
つまり、ブルーライト対策の究極の解決策はバックライトがない有機ELというわけです。
ただ、iPhoneシリーズで有機ELを搭載するのはiPhone Xだけです。
iPhone Xは高価でしかも店舗での特典規制は厳しくなっていますが、Webサイト経由での購入なら現金キャッシュバックキャンペーンをやっているところはありますので問い合わせてみる価値はあるかと思います。