iPhone修理ブログ
リカバリーモードとDFUモードの相違点をご紹介します
2019/07/21
こんにちは!
広島県福山市のiPhone修理、ケース販売店
I.C.C福山駅前店スタッフKaです。
まずは、DFUモードとはどういった機能なのか解説をしていきます。DFUモードとは、Device Firmware Update(デバイス・ファームウェア・アップデート)を略してDFUモードといいます。
DFUモードの具体的な機能とは、iPhoneやiPad、iPodなどのiOSデバイスを強制的にアップデートや強制的に復元を行うことができます。ここでの復元とは、デバイスを工場出荷状態に戻すことを指します。
デバイスへの復元と聞くと、バックアップデータを復元すると思う場合も多いと思いますが、iPhoneやiPad、iPodにおける言葉の意味として、復元とは、工場出荷状態へ戻すこと、バックアップ復元とは、データを移行することが正しい認識です。
工場出荷状態へ戻すことはデバイスが強制的に初期化になるのでこのポイントも覚えておくと大変便利です。
DFUモードを使用するにはパソコンが必須です。パソコンはMacでもWindowsでもどちらでも問題ありませんが、最新バージョンのiTunesも必要になります。
MacもWindowsも最新バージョンのiTunesの推奨環境が必要です。MacならMacOS Xバージョン10.10.5以降を搭載したMacが必要で、Windowsの場合は、Windows7以降のパソコンが必要です。
DFUモードは、iPhone・iPad・iPodのiOSデバイス全てに搭載されている機能です。iOSデバイスが万が一操作不能になった際に、パソコンのiTunesを使って改善できる場合があります。
iPhoneやiPad、iPodは当然単体で使用することができます。ただ、調子が悪くなった場合や、デバイスの復元、今回の内容のDFUモードを使用するにはパソコンのiTunesが必要です。
自身でパソコンを用意できない場合は、家族や友人・知人にレンタルをしたり、全国各地のAppleの修理代理店に持ち込むことで対応をしてもらえます。
Appleの修理代理店に持ち込む場合は、予約制なので、必ず予約を取ってから向かうようにしましょう。
ここからは、DFUモードとリカバリーモードの違いについて解説をしていきます。DFUモードと似たような機能としてリカバリーモードという機能も存在します。
リカバリーモードでDFUモードでもできることは、iPhoneやiPad、iPodの強制的なアップデートや復元です。大きな違いとしては、できる範囲が違うことです。範囲が違う程度で行われる動作は強制的な初期化やアップデートで同じです。
それ以外の大きな違いは、iPhoneの画面表示です。詳しくは下の各項目で触れますが、リカバリーモードはiPhoneに画面表示はありますが、DFUモードは画面が真っ暗な状態でも行うことが可能です。
リカバリーモードとは、iPhoneやiPad、iPodのアップデートやバックアップ復元に失敗した時に、iOSデバイスの画面にiTunesの音符マークとLightningケーブルを接続指示する画面が表示されます。
起こりやすい状況として、Wi-Fi環境でiOSのアップデートをしていて、回線が不安定になり途中でリカバリーモードになってしまいiPhoneやiPad、iPodを操作できなくなってしまったなどはよくある話です。
リカバリーモードで改善できる範囲は限られていて、あくまでもiOSのシステムの破損やエラーなどです。一般的なトラブルシューティングはこのリカバリーモードを使用します。
DFUモードでできる範囲とはどういった部分かというと、脱獄やiOSのダウングレードが有名です。脱獄とは、iPhoneやiPad・iPodは基本的にはiOSで動いていますが、無理やりAndroidを取り込むことです。
脱獄はAppleから推奨はされていませんし、脱獄をすることで、Appleのサポートを受けられなくなることがあるので、脱獄をする場合は完全に自己責任になります。その脱獄をした場合のトラブルシューティングをDFUモードでは行うことができます。
リカバリーモードとDFUモードをものすごくシンプルに分けるなら狭い範囲だがシステムないの改善方法がDFUモード、広範囲で幅広く改善するのがDFUモードと覚えてください。