iPhone修理ブログ
iPhoneの充電ポートに溜まった埃がとれる! Simキーの斬新な活用法
2018/12/02
こんにちは!
広島県福山市のiPhone修理、ケース販売店
I.C.C福山駅前店スタッフKaです。
iPhoneの充電がうまくいかず、ケーブルを替えても事態が改善しない場合、充電ポートのクリーニングが必要かもしれません。
これは、充電不良のiPhoneが持ち込まれたとき、Appleのテクニシャンが真っ先に確認する項目の1つです。
特別なツールや技術は不要です。家にあるものと普通の腕があればOK。クリーニングしても解決しないときは、修理に出すか、勇気があるなら自力で充電ポートを交換しましょう。
iPhoneの充電ポートにはカバーがないので、汚れがたまりやすくなっています。ポケットの毛玉、ゴミ、皮膚、毛髪、ペットの毛、その他もろもろ、歓迎しない汚れが蓄積されていくのです。
そこに何度もLightningケーブルを差すので、汚れが圧縮されます。やがて充電端子の接触が悪くなり、まったく充電できなくなる日が訪れます。
最近のiPhoneではワイヤレス充電が可能になったので、この問題は軽減されつつあります。また、ケーブル側をきれいにしておくことも有用です。汚れや摩耗がないか、定期的に確認しておきましょう。
充電ポートが汚いときは、自力でお掃除しましょう。
特別な道具や圧縮空気はいりません。多くのオンラインチュートリアルで圧縮空気がすすめられていますが、AppleはiPhoneのクリーニングに圧縮空気やエアロゾルスプレーを使わないことを公式に勧告しています。
これはおそらく、缶から出る空気の高圧により、iPhone内部で損傷が発生するのを恐れてのことでしょう。また、最近の機種では防水への影響も考えられます。ここで紹介する方法では、圧縮空気を使うことはありませんので安心してください。
筆者はかつて、iPhone 5sで充電できなくなったことがありました。幸いAppleCare保証期間中だったので、Appleに持ち込みました。対応してくれたGeniusは、充電ポートから汚れを取り除き、見事に問題を解決してくれました。
そのときのテクニシャンが使っていたのが、古いiPhoneのSIMキーでした。通常、SIMトレーの取り外しに使うものです。
それ以降、私もSIMキーを使ってiPhoneの充電ポートをクリーニングしていますが、問題が起きたことはありません。かなり力を入れてポート内の汚れをかき出しても、壊れたことは皆無です。
あのGeniusも、注意深くも徹底的にクリーニングしていました。
端子部分への金属の使用に抵抗があるなら、細めの楊枝や竹串がおすすめです。ペーパークリップや細いピンなどでも構いませんが、鋭利な金属を使う場合は注意が必要です。
汚れを落としながらツールをぬぐうために、ティッシュや紙を使います。それから、クリーニング前後のポートの汚れを見るために、懐中電灯も必須です。
まずはiPhoneの電源を切ります。クリーニング中は電源ボタンに触れないように注意してください。誤って電源を入れてしまうことがないよう、安全第一でお願いしますね。
次に、懐中電灯を使ってポート内をのぞきます。奥にある端子だけでなく、側面の溝にも汚れが蓄積しているのではないでしょうか。
ここでいよいよ、楊枝、SIMキー、その他の細いツールの出番です。充電ポートに入れて、汚れをかき出しましょう。
ポートをかき出すたびにツールをぬぐい、再びかき出すのがベストです。
固着した汚れを落とすには時間がかかります。ときどき懐中電灯を使って、奥の端子が見えるかどうか、ポートの見た目がきれいになっているかどうかを確認してください。
ツールが楊枝であっても、力の入れすぎは禁物です。楊枝が折れて別の問題が発生につながることもあるからです。また、金属のツールの場合、力を入れすぎると端子を傷つけてしまうかもしれません。
注意:30ピンコネクタのiPhone、iPad、iPodの場合、端子数が多いため、より繊細な注意が必要です。