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広島県福山市のiPhone修理、ケース販売店
I.C.C福山駅前店スタッフKaです。
iPhone修理ブログ
iPhone XSを煽ったPixel 3「夜間モード」がえぐい。暗視カメラか?
2018/11/01
こんにちは!
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I.C.C福山駅前店スタッフKaです。
Night Sight (夜間モード)は、シャッターボタンをタップしてから1秒〜数秒程度ホールドすることでより多くの光を集める、いわゆるスローシャッター+手ぶれ補正機能。
下のサンプルはいずれも手持ちもしくは何かに押し付ける程度で、三脚などは使用していません。撮影もPixelで夜間モードを選んだ以外はデフォルトのまま、構えてシャッターポン押しのみ。
明るさや場面に応じてどんなセッティングをスマホが選ぶのか含め、タップだけで何ができるかを試しています。
まずは日が暮れてすぐの夜景から。確かに一見して分かる鮮やかさですが、これはXSでも明るさを持ち上げて色を調整すればいけるのでは?と思う程度です。
ところが部分を切り出すと、
中央下の階段、柵、白いゴミ箱など、Pixelでははっきりと見えても XS ではディテールが残っていないことが分かります。明るさ調整云々ではありませんでした。
薄暗い室内の隅を撮影。肉眼では iPhone XSよりも暗く見える程度です。Pixelは朝と夜に撮ったような差。
夜、薄暗い明かりで照らされた芝。XSの時点で肉眼よりもやや明るいため、Pixelの夜間モードはもはや色を復元しているのか、膨大な機械学習データから似た形状のものを持ってきて差し替えているのかと疑うレベル。
いらっしゃいまんせい。夜景ながらそこそこ明るいため、夜間モードでもすぐに撮影完了しました。
確かに明るいものの、朝と夜のような違いはありません。
しかし切り出すと、Pixelのほうが外壁のテクスチャは残り、はっきりした差が出てきます。
Googleによれば、 Night Sight はスローシャッターといわゆるAI手ぶれ補正でより多くの光を集め、それをヒントに機械学習エンジンで明るい時の色を「復元」する手法。
つまりある程度は色を塗っている、「本当の」色ではないとも言えますが、デジタルカメラである以上、ホワイトバランスひとつとってもプロセッサが色を推測して選んでいるわけで、絵を作っていないスマホカメラなどないという言い方もできます。
問題はその「作られた」写真が不自然か、復元した色が適切かどうか。夜間モードは肉眼よりも明らかに明るく、その意味では撮影時に驚かされる違和感がありますが、写真そのものとしては、明るい時間に撮ったと言われれば気づかない程度です。
夜間モードは(現在の開発版では)自動で有効になることはなく、Pixel 3 でも暗い場所で普通に撮れば、不自然に明るくない暗所らしい写真が撮れます。特に暗すぎる場合は、画面上に夜間モードを試すよう促す表示が現れる仕組み。
Google は Night Sight について、暗い場所で明るく撮りたいときはこれまでフラッシュがあったが、明るく飛んだ部分と真っ暗な部分の差が激しく、不自然な写真になってしまうのは皆知っているとおり、しかしNight Sight があればフラッシュは不要になるとして、「極端に暗い場所で、自然に撮れるフラッシュの代わり」と説明しています。
確かにフラッシュで撮った写真に比べれば、圧倒的に自然な明るさです。
Night Sight は11月からPixel 3に、その後は以前のPixelにもアップデートで追加予定。
「AI手ぶれ補正」とスローシャッターを使った夜間モードといえば、例えばHuaweiの端末では以前から使うことができました。
カラー3眼構成になった最新フラッグシップ Mate 20 Pro は、従来にも増してファーウェイ独自プロセッサKirinによる機械学習エンジンの威力を強くアピールする機種。長時間露出の夜間モードはもはや当然として、ここからは夜間モードの色の自然さ対決が戦場かもしれません。
Pixel 3のNight Sight正式リリース後に、Mate 20 Pro との夜間モード比較をお伝えする予定です。