iPhone修理ブログ
Windows PCとスマホがつながる、iPhoneとMacみたいに!Microsoftのふたつの新アプリ「Timeline」「Your Phone」
2018/05/12
こんにちは!
広島県福山市のiPhone修理、ケース販売店
I.C.C福山駅前店スタッフKaです。
Windows Phoneの終焉がスマートフォンにおけるWindowsの死ではない、と。
MicrosoftはBuild 2018で、AndroidユーザーがiOS&Macユーザー同様に、
Windows PCとスマホをスムーズに連携させられるようになる未来をほのめかしました。
Windows Phoneは過去のものかもしれませんが、Windowsはどんなスマートフォンででも使えるようになるかも。
Microsoftはそんな未来をふたつの方法で達成しようとしています。ひとつ目は、「Timeline」をスマホに持ってくるというもの。
昨年のBuildでの発表や先月Windows 10への実装を見逃した人もいるかもしれませんが、
TimelineはWindows PCで開いたウィンドウを数日間記憶するという機能です。
今はEdgeやWord、PowerpointといったMicrosoft純正アプリしかサポートしていませんが、
MicrosoftはBuildに集まった開発者たちに、自身のアプリをTimelineに対応するよう促しました。
Timelineの機能はMicrosoft Graphというバックエンドプロセスによって実現されています。
Graphは、開いたタブとアプリをすべて記憶しておくというプロセス。
アプリがGraphを使っているということは、Microsoft同様にTimelineが機能するということです。
Timelineは、AndroidではMicrosoft Launcher経由で、iOSではEdge経由で動作します。
スマホ上でTimeline内のWordファイルをタップすれば開けちゃいます。
もしより多くのアプリがGraphをサポートするようになればとても魅力的ですね。
論理的には、面倒なファイル変換も転送もなしにPC上のPhotoshopのプロジェクトをiPadで開けるということになります。
TimelineはiOS版・Android版ともに今年の後半に登場すると思われます。
また、今年の後半には(Windows 10用β版プログラムメンバーWindows Insiderは今週後半には)、
「Your Phone」というアプリが利用可能になります。これは、スマホ上の画像や通知、メッセージをWindows PC上で見れるようにするアプリです。
返信もできるなら最高ですね!
メッセージ機能はAndroid限定のようですが、それで問題ないでしょう。
iOS&Macユーザーには、MacからiPhoneの連絡先にメッセージを送れるすばらしいアプリ「メッセージ」がありますから。
Your Phoneは同様の機能をAndroidユーザーに提供してくれるわけです。
あなたがもしWindowsを愛用しWindows Phoneを切望しているなら、Microsoftの回答は「Androidスマホを買え」。
使える機能は少し少なくなりますが、iPhoneでもいいでしょう。
Microsoftは、「Sets」という将来的なWindowsのアップデートについても言及しています。
SetsはTimelineの拡張機能で、異なるアプリ間でも関連するタブをひとまとめにできる機能のようです。
たとえば、読んでおきたいブログ記事をまとめたりとか、エクセルのプロジェクトと関連する情報が開かれているEdgeのタブをまとめたりとか、できるみたいです。
少し曖昧な感じですが、それはSetsがまだ開発初期段階なせいです。
Joe Belfiore(Corporate Vice President in the Operating Systems Group, Microsoft)は、
Setsがいつ利用できるようになるかはっきりと言及せず、「スゴいと思えるようになったときに、ね」と言っただけでした。
Timelineのローンチは大きく遅れましたし、スマホとのインタラクティブ機能はリリースが検討されているだけです。
Microsoftは早く出すことより、きちんと出すことを選んだようです。競合であるApple同様の考え方ですね。
それはたぶんいいことです。クールだけどバグだらけの新アプリのせいで私の日々のワークフローがめちゃめちゃにされるよりは、
自分のスマホとPCがちゃんとひとつになってくれたほうがいいですから。